倒産回避法
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倒産回避法
一部の大企業では業績の回復が見られるものの、
多くの中小企業はデフレ経済の中で苦しい経営を強いられていて、
不幸にして倒産に至る企業数も決して少なくはありません。
倒産回避のためには何に留意して経営の舵取りをしていけば良いでしょうか。
私の40 年の経験を下に以下の5 点を挙げさせてもらいました。
第1.“先ずは家族を守る”
会社や財産は仮に失っても、家族が不安なく生活していける
「小さな幸せ」だけは守りましょう。
こう腹をくくれば思いがけなく救いの手が差し伸べられてきて
最悪の事態が避けられることも多いものです。
第2.“強くなろう「経営の数字」に”
熱いハートと同じくらいクールな判断力が経営には欠かせません。
経営者たるもの「数字オンチ」ではその役割は全うできません。
第3.“蓄えは儲かっている今こそ“
人間儲かっているときは浪費し、儲からなくなった時に「しまった」と
反省するもののようです。
儲からなくなっては頑張って貯金しようとしてもその金額は僅かなものです。
蓄えるなら儲かっている「今でしょう!」。
第4.“無くしたい手形、粉飾、高利”
倒産につきものが手形、粉飾、高利です。
これら危険な代物には日頃から近づかないようにしたいものです。
第5.“資金の元は利益と軽装備にあり“
経営の資金繰りが苦しくなるのは赤字か過大投資が原因です。
経営の基本に立ち帰り、コストを見直し、又身軽な経営への転換を急ぐべきです。
以上、第1 から第5 までのポイントの出だしの文字を繋げると
「ま・つ・た・な・し」になります。
経営改善は先延ばしせず、正に「待った無し」に取り組む必要があります。